【3分でわかる】飲食店メニュータイプの違い ブックタイプとペラタイプの比較

飲食店に必ずあるメニュー。

一口にメニューといっても、お店により様々なタイプが存在します。

ブックタイプのメニューもあればパウチされたペラと言われるメニュー

「どっちの方がいいんだろう?」

このように考えられる方は少なくないのではないでしょうか?

この記事では「ブックとペラの違い」を、様々な角度からわかりやすく解説していきます。

情緒的観点

 

先ずは見た目に比べてみると、なんとなくブックの方がしっかりとしたお店っぽいイメージがあります。

ページをめくる事に様々な商品が登場する事でワクワク感を感じます。

対してペラメニューはカジュアルな印象を持ちます。

情緒的観点からすると、見たイメージなので、受け取り方は様々ですがなんとなくこのような印象を

お持ちの方が多いのではないでしょうか?

機能的観点

 

情緒的とは異なり明確な差があります。

ブックタイプメリット

前菜~〆のご飯物まで、お客様の見る目をコントロールする事が出来る。

出数の構成比率では、前ページの商品が高くなる事が多い。

ページ数が多いので商品訴求だけではなく

例えばブランドの食材を使用しているや高い調理技術等の付加価値を伝える事が出来る。

ブックタイプデメリット

商品を探すのにメニューを開くという工程が発生する為

一度閉じてしまうと、次に注文しようと考えるまで商品の情報が目に入らない。

ペラタイプメリット

常にメニューが見える為、追加の注文に繋がりやすい

レイアウトの大小を付ける事でオススメを一目瞭然で伝える事が出来る

ペラタイプデメリット

訴求面積が限られている為、載せる情報が商品のみになりがち

スペースが限られる分商品の大小や画像の有無が大きなカギとなる

このように機能的観点では、どちらにもメリットやデメリットに

なり得る事があり、どちらを選択するかはお店の狙いが重要であると考えます。

改訂の手軽さ

 

データについて基本的にデザインは1ページ1データで管理される事がほとんどだと思います。

そうなった場合、ブックタイプはページの分だけデータ管理が必要なのに対して、ペラメニューは1データです。

仮に店舗事に販売している商品や価格が異なるとなった場合はペラタイプの方がデータの管理はお手軽と考えます。

印刷について

ブックは既製品のビニールにA4等の紙を入れている事が多いです。

ペラはパウチされている事がほとんどです。

何か1商品の金額を変えるとなった際にブックはそのページだけ

ペラは1データなので全て変えないといけないとなると

印刷についてはブックの方がお手軽と考えます。

製造コスト

 

デザイン費用について

先程のデータ管理でもある通り、ブックタイプの方がデザインを作る分コストは高いです。

メニューとは広告と考えます。広告のスペースが大きければ大きい程

作業が増える為、必然的にデザイン費用は高くなります。

イメージ的にはペラは2P分でブックが平均的に8P、価格差としては4倍程であると考えます。

初期費用について

ペラタイプは用紙をパウチするだけに対してブックは沢山の備品が必要です。

ハードカバーは単価2,000円~3,500円程

中ビニールは8ページの場合、1部につき4枚で単価200円程×部数

更にブックタイプはペラと比べて

商品画像が多く掲載される事が多い為、撮影費用もかかります。

この事から、製造コストについては圧倒的にペラタイプが低価格で作成する事が可能です。

製造スケジュール

 

デザインについて

繰り返しになりますが、ブックタイプはデータ作成数が多い為

ペラタイプと比べて時間がかかってしまいます。

改訂の場合は、ページ単位での修正が可能な為

ペラタイプより素早く対応出来る事もあります。

印刷について

メニュー自体ですと、ブックタイプは紙をビニールに入れる

ペラタイプはパウチをするという工程が発生する為

ブックタイプの方が早いですが、ページ数によっては手間がかかってしまいます。

また、ブック等の備品は他での購入となる為

ペラタイプには無い製造時間がかかってしまいます。

まとめ

いかがでしょうか?

ブックタイプとペラタイプを比べてみましたが

コスト、時間、管理においては圧倒的にペラタイプの方が利便性の高い結果となりました。

しかし、機能的観点では両方にメリット、デメリットがある為

どちらを選択するかはお店の狙い次第となります。

最初に感じた見た目の部分に置いて、ブックタイプは手間暇が

かかっている点がそのように感じたのかもしれません。