浦西
本日は、MDLでも初の試みとなるちょと珍しいメニュー形状での制作実例をご紹介いたします。
みなさんもあの甘い匂いに誘われた経験がありますよね。そう、みんな大好きなクレープ屋さんです!クレープというワードを聞くだけでもう美味しそうですよね。妄想を膨らませながらご覧ください。
「クレープス ノカオイ」さま
ハワイ生まれのクレープダイナー!
東京・自由が丘に日本1号店を構え、成城店、二子玉川ライズ店を展開されています。
デザートクレープはもちろん、食事系セイボリークレープまで豊富に楽しめるクレープ店です。
MDLに依頼していただいた理由
オープン後のメニュー改訂に伴い、MDLを選んでいただきました。
最初は単価アップと新しいビジュアルのメニュー制作のご相談でしたが、「利益改善診断サービス」にも興味を持っていただき、診断後の具体的な課題を元にメニュー制作を進めることになりました。
ご依頼時の課題
① オペレーション・出数の課題
(改訂前のメニュー)
ご依頼前のメニューは、全商品イラストで表現したおしゃれなメニューでした。
とてもかわいいイラストで親しみのあるメニューでしたが、商品の見せ方に大小などの違いがないので、殆どの方が最初のページで止まってしまう傾向にありました。(2ページ目以降をあまり見られていない)
そのため、1ページ目に掲載していた単価が低めのクレープ「アルティメット」と言う商品に人気が集中しました。
メニュー内にはクレープに入っている具材も記載されていましたが、お客さんはそこまで読まない為、どんな商品か想像がつかずスタッフさんに説明してもらうという流れが多く、ファーストオーダーに時間がかかる傾向にありました。
② 形状の課題
(以前のメニュー)
ご依頼前の形状は、メニューをぶ厚い輪ゴムで固定した、海外でよく使われている形。ページも多いのでパラパラにしてしまう傾向にありました。
③ 単価アップの課題
ご注文がクレープのみでドリンクを注文されない方(お水だけで済ます)、または、クレープを注文せずにお茶だけの方など、フード1品とドリンク1品をセットで注文してもらうための誘導ができていない。
「飲食店の利益改善診断」の結果からも、客単価アップが必要だという課題が明確になりましたので、クレープ以外にドリンクなどもう1品を注文してただき、客単価をUPするためのメニューを制作させていただきました。
課題を解決するメニューのご提案
最初は、形状課題だけでしたので、A4サイズのブックにする予定でしたが、提案によりちょっと変わった形のメニューブックが採用されました。
↓完成したメニューがこちら↓
グランドメニュー
A4より細いサイズのオリジナルブック(w120mm x h297mm) / 両サイドピン留め、中身ビニール差込タイプです。
一見、ちょっとスリムになっただけに見えますが・・・
メニューを開くと、
観音開きのメニューに!!!
デザインのポイント①
まず一番大きなポイントは、クレープともう1品、ドリンクや食事などを注文するように、ブックを観音開きのような形にしました。左はクレープ、右はクレープ以外の商品構成で、クレープ以外の商品も色々あるよ!ということを消費者へ誘導しています。
最初の1ページ目で止まるではなく、メニュー全体を見ていただけるようになりましたので、おすすめしたい商品や、高単価付加価値商品の注文が増え、出数も大幅にUP!!
デザインに動きがある雰囲気を出すために、あえてクレープを開いている状態で撮影し、具材不明という課題も解決しました。
厨房スタッフさんもクリエイティブ的な知識を持っておられますので、同じ巻き方にならないよう飾り方の工夫をしていただきました。
左側のページを見て、次に右側のページを見ても良いし、フードとドリンクを同時に見れる!という楽しみ方もあり。ページをめくるワクワク感のあるメニューに仕上がりました。
②季節メニュー(桜シーズン)
季節ごとに差し替えるメニューや、SNSで繋がっていただく施策ツールも作成させていただきました。
お客様の声
「消費者が注文しやすくなり、具材も直感で分かるためオペレーションも楽になり、お客様が注文する商品のバリエーションが確実に増えました!」
「メニューブックはユニークな形なので写真を撮るお客さんも多いです。」
「メニューのプロに任せて良かった!!」と嬉しいお声をいただきました。ありがとうございます!
■事例協力店舗様
店名:クレープス ノカオイ(Crepes No Ka’Oi) 二子玉川ライズ店
住所:東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズオークモール102
Instagram:@nokaoitokyo
メニューを改訂して1ヶ月、さらに嬉しい結果をいただきました!!!
出数・客単価UPの効果も大公開!!!
1ページ目のメニュー注文率が全体の35%で、2ページ以降の高単価付加価値商品があまり出ていないという課題を見事に解決!
POSレジデータの出数・原価・客数・商品単価を元に分析する「利益改善診断」からのデザイン提案により、オペレーション・出数・形状・単価アップの課題を全てクリア。さらに、客単価151円UP‼︎‼︎ 減価率DOWNに成功し、1ヶ月の利益が40万円もUP!
原価高騰による価格の一部改定もありましたが、素晴らしい結果となりました。さらに今後の展開も楽しみです。
まとめ
メニュー改訂で課題を解決、さらに利益をUPする施策、いかがでしたでしょうか。
たかがメニューと思われている方も多いかもしれませんが、課題を抽出し分析することで、ここまで明確な結果を出すことも可能です。
「売上が伸び悩んでいる」「客単価を上げたい」「原価を抑えたい」でお悩みの方もお気軽にご相談ください。
売上UPではなく、利益をUPし、価格競争に巻き込まれないお店づくりを目指しましょう!