【実績紹介】お店の場所が分かりにくい二等立地でも集客できる飲食店デザイン

MEDIYライターの山崎です。

突然ですが飲食店のご繁盛に必要不可欠な四大要素をご存知でしょうか?

  1. SKILL(調理技術)
  2. PLAN(企画力)
  3. SHOP(立地条件)
  4. HOSPITALITY(接客力)

これらは飲食店運営の開業時から備わる能力そのものとも言えます。それぞれの能力値をいかに均等且つ、高水準に保てるかが “ご繁盛の鍵” だと考えます。しかしこの中で、3.SHOP(立地条件)だけは特異な能力と位置付けられるかもしれません。

一等立地での開店は極めて難しく、また一度決めてしまえば移転するまで変えにくのが立地条件です。しかしながら繁盛店は全て一等立地だけで成り立っているかと言うと全く持ってそうではありません。一.五や二等立地でも繁盛されているお店は五万とあります。

それは何故でしょうか?答えは立地条件に適した宣伝条件をクリアされているからです。一等立地にも引けを取らない二等立地の戦い方(集客デザイン)をご紹介します。

「路地裏」=「名店」の錯覚

「路地裏には名店がある。」と言ったセリフをしばしば耳にしますが表通りの華々しさとは異なる玄人好みのお店が多いという印象が路地裏にはあります。しかしながらスポットが当たるお店はほんのひと握りでは無いでしょうか?

 

奥の細道にある「タイ屋台酒場カオヤイ」

上記の画像をご覧ください。こちらは東京都足立区北千住の一画を撮影したものです。

 

実際に担当した店舗様の所在地は、なんとこの細道を抜けた先にありました。JR北千住駅から徒歩5分と駅近立地でありながら、路地を挟むだけで表通りからの認知は0(ゼロ)です。これでは冒頭で挙げた店舗の1.SKILL、2.PLAN、4.HOSPITALITYの能力値をいかに高くしても繁盛店には至りません。二等立地と言わざるを得ないこの立地条件でメニューデザイン研究所が施したデザインをご紹介します。

 

集客のための店頭デザイン改善策

クライアントの業態はタイ料理でしたが、業態の魅力を語る前にまずは認知してもらうことを最優先しました。認知にしてもらうには不得手な立地条件ですが視認性を高めるためにコピーと色で勝負をかけます。

まずはコピーですが「路地裏」というキーワードを使用し、有名な小説の一節にも似た、「細道を抜ければそこはタイだった」と言った風な異国情緒・本場のリアルを感じてもらうコピーを考案しました。またタイ独特の熱気を敢えて赤のベタ色で表現することで瞬時に認知してもらうことを狙いました。

 

情報は全て出さないが鉄則!

集客デザインのロジックは「情報は全部出すな!」が鉄則です。ビジュアルやテキストを使って丁寧にデザインした所で、しっかり読み込まれなければ素通りされるだけです。すべての情報を出した所でも情報が溢れかえり、かえって分かりにくくなる場合もあります。通りすがりのお客様が求めている情報は自分に興味がある業態かどうかです。詳細な情報はこの後にあれば十分通じます。

 

場所に伴った配置ツール

先にご覧頂いた通り、表通りからいかにしてあの細道を潜らせるかが集客のヤマとなります。コピーと色使いでシンプルな告知に徹し、導いた店頭で詳細や魅力を存分に語ります。上記のタペストリーや看板の告知ツール以外にもポスターで何がいくらで食べれるかを解説します。これが先では意味を成しません。二等立地ではツールを当てる順番も重要なロジックです。

 

入店前の擬似体験が特別感を助長

 

今回私達が手掛けたカオヤイさんの店頭デザインはこのようにワンコピーとアテンションカラーを使用し、一瞬でも情報が入ってくるアイキャッチデザインで二等立地の条件をクリアしました。纏め直しますと店頭では①興味を惹きつけるデザインであること⇨②業態訴求で顧客のニーズにしっかり答える。この動線がデザインで必要となります。認知されていないことを当然のことと考えにニーズに答えるかが集客の鍵であり、繁盛店舗への第一歩となります。

 

メニューデザイン研究所では飲食店様のデザインにまつわる課題やお悩みを解決し、ご繁盛に貢献するデザインを各種ご提案しています。

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