日本のデザイナー人口は、年々上昇しデザイナーを雇用する企業も増えています。
この波は飲食業界にも多く浸透しインハウスデザイナーと呼ばれるデザイン会社や
制作会社以外のデザイナー職が増えてきました。
今回はそんな現状の流れの中で陥りがちな課題をまとめて調査致しました。
インハウスデザイナーを雇用するメリット
私たちのお客様にインハウスデザイナーを雇用する理由のアンケートにご協力いただきました。
出た答えとして上記3つが上げられます。やはり、社内の連携でパッと修正出来るスピードと
外部に依頼すれば数万円かかるデザインも従業員であれば雇用の範囲内で作れるという点
そして、自社のデザインがどんどんとノウハウとして蓄積されるという点が魅力的なようです。
本当に安い?デザイナー雇用
課題が起きる1つの要因として、理想とのギャップが考えられます。
その中でコストカットが一番ギャップがあると考えます。
デザイナーが働ける環境作りを作る事は決して安くありません。
これだけは絶対にかかるという費用を出してみましょう。
※初期費用
MAC1台購入 350,000円~
ハードディスク等のOA機器 50,000円~
合計400,000円
※月額計算
デザイナー人件費 250,000円~
アドビ 10,000円~
フォント 5,000円~
画像素材の購入など 35,000円~
合計300,000円
年間で360,000円
これは、絶対にかかる費用です。
また、人件費も25万円に設定していますがハイクオリティーなデザインを作る経験者のデザイナーを
この金額で雇用する事は難しいでしょう。つまり、最低でも年間360万の発注をしていない場合は
コストカットに繋がらないという事が考えられます。
インハウスデザイナーに求める事
デザイナーを雇用する以上、質の高いデザインを作りたいという考えは当然あるでしょう。
デザイナー職とはキャリアと共に技術が向上し年収も上がる技術職です。
25万円の雇用ですと、経験豊富なデザイナー雇用は難しいでしょう。
でも、キャリアの浅いデザイナーが企業のブランドを統一しブランドデザインとしてまとめていくのは難しいですよね。
ここで重要なのが何をインハウスデザイナーに求める事かと定義付けしている事だと考えます。
先程の表を基にもう少し細分化して考えてみましょう。
・質の高いデザインを作る事
・お店の売上を上げる為のデザインを作る事
・年間の販促計画を立て、イベント事に必要な販促物を用意する事
⇒一般的にクリエイティブディレクターやアートディレクターと言われるスキル
ノウハウに関連する事で、キャリアを考慮した人権費がかかる
・スピーディーに作業を行う事
・誤字脱字の無い適切な販促物を作る事
・細かい把捉物を滞りなく手配する事
⇒一般的にオペレーターと言われるスキル
スピードに関連する事で、これは確実にクリアしないといけない
スキルを見誤る判断ミス
これらの事から、デザイナー雇用とは本当に難しく何をしてもらうかを明確にしないといけません。
キャリアの浅いデザイナーを雇用しながら「うちのデザイナーのデザインはダメだ」これは、完全にミスマッチングです。
デザインとは感性に訴えかける物であり、1人で磨くのは中々難しくデザイナー同士でブレストしたり
仕事を通して学んだり等々。1人の場合だと、スクールやセミナー等で教育コストがかかります。
逆にキャリアの長いデザイナーを高価格で雇用しているのにスピード案件依頼しているのは非常に勿体ないと言えるでしょう。
インハウスデザイナーとは、企業の中で必ずマイノリティーなポジションになる中で、部署としてのノウハウを構築しながら
確立していくというのはかなり難しい業務になります。こうなってくると、双方に意見が生まれ
最悪は退職になり部署事無くなってしまう。初期投資の費用が無駄になってしまうという事態になってしまいます。
まとめ
いかがでしょうか?インハウスデザイナーの雇用というのは本当に難しいです
理由は企業の主業務ではない為、具体的な仕事の判断を行う事が難しいからですね。
ついついなんでも屋さんになりがちです。
インハウスデザイナーを雇用する場合はしっかりとVISIONを持ち投資代効果を得られる仕組みが大事です。
当社では、デザイナースキルのアウトソーシングを行っています。
ノウハウの構築は無料、価格は3万円~でお勧めは20万円プラン。
作業難易度に応じて細かな項目事に細分化しており必要な時に必要なスキルを使う事が出来ます。
年間360万円以内の発注費の場合コスト削減をご提案致します。