【事例紹介_大衆海鮮居酒屋】店主の溢れすぎるイメージをカタチにした新店舗

浦西

こんにちは!メニューデザイン研究所の浦西です。いつの間にか桜が満開ですね。春本番の陽気が続き大阪の街も多くの人で賑わっていますよ。

そんな大阪のグルメ激戦区、ミナミの「座裏」にオープンした大衆海鮮居酒屋の看板、店内装飾事例をご紹介いたします。

今注目のお店はこちら!

みなみの十忠八九(ジュッチュウハック)さん

大阪・福島区で大人気の【十忠八九グループ】の5店舗目となる新店舗。名物「痛風もなか」をはじめ、新鮮な魚を楽しめるお店です。

各地からの観光客やビジネスで訪れる人たちまで、一日中たくさんの方が行き交うエリアに、活気あふれる新店が目を惹きます。

そんな新店のメニューをはじめ、看板やPOPなど店内装飾まとめてプランニングさせていただきました。

MDLに依頼していただいた理由

これまで、各店舗のメニューやPOPなどの書き文字は、十忠八九を運営するオーゼットカンパニーの代表が自ら書かれていました。設置まで全てを行いかなりの労力を使っておられたそうです。。。

そんな時にMDLが手書きコンテンツを行なっている事を知り「全部丸投げできる!」とご依頼いただいたのがきっかけです。昨年導入した福島呑場 ヒンジさんに続くご依頼となります。

もう1つ、

▲ご依頼時の課題▲

イメージは溢れるようにあるけれど具現化ができない・・・

というお悩みも解決すべく、

お店全体をメニューと考え、動線を踏まえて、どこに何を配置するかまでプランニングさせていただきました!

そして完成したものがこちら!

① メニュー

こちらは定番料理が書かれたグランドメニュー。お店で作成する個人店感に情緒をプラスしました。「十忠八九」の文字カッコいいでしょ!

こちらは日替わりメニュー。おすすめの中でも特におすすめが一目瞭然!

② 手書きPOP

筆文字で、力強く「美味しそう」を演出。

アロンアルファまで貸していただけるとは!お店の思いが文字に溢れていますね。料理以外のPOPも面白いです。

約50種類の料理、ドリンクメニューからお知らせまで全て筆文字!こちらを店内に貼っていきます。

(BEFORE)

どこか懐かしさのある木の壁面。さてどこに何を貼るのか?これバランスが難しいのです。

壁にはお客さんの上着を掛けるので天井をメインに使いたいというご希望。

目線やバランスを考えながら仮止めしていきます。

(AFTER)

完成!!

店内まるごと手書きジャック!

ふと上を向いてもPOPが呼びかけてきます。タコさんウインナー!食べたくなりますね。

ドリンカーにはお酒のメニューがずらり。

「酒は心のプロテイン」

考えた人天才です!

カウンターはこんな感じ。

「大きい声出しすんません」って、活気があって良いですね。これはスタッフへのメッセージでもありました(声ちっちゃかったら恥ずかしいから!)

2階はテーブル席。

まるで劇場のようなアーチが素敵!うまいこと活かしてます。

メニューはありきで、モバイルオーダーも導入されています。特に2階は、わざわざスタッフさんを呼ばなくてもオーダーできるので便利です。

スタッフルームも手書きPOP! これで間違えて入って来られることはないでしょう。

古風な日本画にも筆文字が馴染んでいますね。とってもセンスの良い店主さんの想いやイメージも崩さないよう進めさせていただきました。

階段降りる時も、POPが告知してくれます。そして「本日もおつかれさま」この一言が嬉しいですね。

③ A型看板

江戸の大衆感に本格感をミックスした文字!カッコイイ看板に仕上がりました。

実は下から書いていました。簡単そうに見えますが、何より文字の大きさや行間などのバランスが難しいのです。

2枚目は上から書いています。1枚目でレイアウトが決まると同じバランスで進めていきます。

④ ホワイトボード

”字が綺麗な人が雑に書いた感じというリクエスト”で仕上げていきました。

今回はオープン前の店舗に手書きデザイナーがお邪魔し、お店で用意していただいた看板やボードに直接書かせていただいたのです。

ただ制作物を納品するというのではなく、お店のスタッフさんと相談しながらその場で書いたり貼ったり、一緒に創り上げていきました。

「ここにもう1枚貼りたい!」と足りないPOPがある時もすぐに対応でき、とってもスムーズ!!

店内完成後「めちゃめちゃいい感じです!」と嬉しいお声もいただけました。店内丸ごとメニュー化のご依頼ありがとうございました!

 

手書きの文字から料理を想像し、オープンを心待ちにしていた新店舗へ。

実食です!

十忠八九さん名物のあて盛り合わせ!「玉手箱」 

うわぁーーーー このもくもくは一体どこまで広がるのか?

写真では伝えきれないですが、「玉手箱」というネーミング以上の演出!さすがです!!楽しすぎて大人も大はしゃぎです。

「生サーモンレアフライ」「痛風モナカ」「刺身盛り」「ポテトサラダ」などなど、運ばれてくる度に驚かされる料理の数々。見た目からもう”美味しい”が伝わってきますよね。

全部期待以上!これが文字だけメニューの魅力かもしれません。

最後に

こんなにくい演出も。お手洗いにはおでんの蛇口、回したくて回したくて何回もトイレに行きそうです。

活気のある店内にスタッフさんの気の利く対応まで、最高の時間でした。

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください!

■事例協力店舗様
店名:みなみの十忠八九(ジュッチュウハック)
住所:大阪市中央区難波4-2-6 トシヒサビル 1F・2F
Instagram:m_10chu89

まとめ

いかがでしたでしょうか。デジタルとアナログをうまく融合させたり、グラフィックでは出せない温もりを手書きで表現したり、これもお店のコンセプトがしっかりあるからこそ成せる技です。

お店の想いはしっかりお客さまに伝わっていますか?

メニューデザイン研究所では飲食店様がふんわり描いている想いをしっかり紐解き、具体的なデザインに反映させていただきます。

メニューはもちろん外観から店内装飾まで、「こんな店にしたいけど、どうやって進めたら良いかわからない」という方もお気軽にご相談ください。