浦西
赤提灯にのれんが掛かった和風なお店を彷彿される方も少なくないでしょう。でも本日はちょっと違います。
従来のイメージとは異なる、まさに令和のスタイリッシュな焼鳥店の制作実例をご紹介いたします。
なんと、手書き装飾ありきで設計された店舗なんです!是非ご覧ください。
焼鳥 とり藤 お初天神店 さん
大阪・福島に本店を持つ焼き鳥店「とり藤」の2号店が、5/2 梅田のお初天神通り商店街にOPEN!
炭焼きにこだわり、通常1段・2段で焼くところを5段・6段にし、炭の香りがより感じられる通称「燻焼き」の手法で焼き鳥を提供。こだわりの鶏逸品(造り・つくね・だし巻きなど)やサイドメニューも豊富に取り揃えている焼き鳥屋さんです。
MDLに依頼していただいた理由
「手書きコンテンツ」を全て任せられる!ということでMDLを選んでいただきました。系列店の「福島酒場ヒンジ」「みなみの十忠八九」さんに続き3店舗目のご依頼です。
ご依頼時の課題
お初天神という雑多な印象にある商店街において、シンプルがゆえの目立つ店舗づくりを行っていく中で、店頭にもメニュー等を露出しない、「隠す事での興味、関心」が狙い。
本店は手書きのポップな印象ですが、2号店は、より尖った店舗においてシンプルな中に”とり藤お初天神店らしいオリジナリティー”を付け加えたい。
という課題を解決すべく進めさせていただきました。
デザインのポイント
看板、暖簾、ポスター一切なし。隠すことでの興味関心を引くことが狙いとは言え、全く商品や価格が見えないと入店のハードルが上がりすぎてしまうので、外部からチラリと見える手書き装飾で価格感、安心感を与える為に手書きPOPを設置。
通行人にも目に留まるチラリズム。
シンプルな店内=当初から手書き装飾ありきの店舗設計だったので、目的を共有しながらサイズ感バランスを考察しながら出来上がりました。
完成したものがこちら!
① 手書きPOP
文字のサイズ感、バランス、書体をより先方の持つイメージに近づけられるようコミュニケーションをとりながら形にしていきました。
1階
カウンター席から見る、というよりは、お店の前を通る人のために書かれたメニューPOP。
カウンター上に象徴的になるように、横に長い一枚物の手書きPOPを設置。
2階席
まるでBARのようなカウンター席。円形の壁面の曲線に沿って貼られたPOPはお見事です。
3階席
一番上の3階はさらに落ち着いた空間。どのテーブル席からも見渡せるよう、上を狙って貼られています。
② グランドメニュー
内装パースを見させていただき、シンプルなお店に似合いつつ、美味しさ・本格感が伝わるよう何度もタイトル文字の書体のラリーを続けイメージの共有を図りました。
フードメニューに関してはとり藤の印象をつけるために藤をモチーフにした家紋を入れ、色合いは藤の花、炭から出る紫煙をイメージし藤色1色で構成。ブランドイメージを強調しました。
裏面にはドリンク。どちらもマットラミネート加工されたメニューを1枚の板の両面に。
厚さはこんな感じで、軽くて手に馴染むんです。木の温かさが、視覚だけでなく触覚も刺激してくれます。使うたびにどう変化していくのかも楽しみです。
お客様の声
「イメージ通りの仕上がりで手書き装飾が象徴的なツールになった。」
「外部からの価格感の視認性もよくかっこよさとインフォメーションの両立を図れた。」と嬉しいお声をいただきました。ありがとうございます!!
おまけ
店頭に書かれた「torifuji」の文字、こちらはとり藤スタッフさんの力作!!!
オーナーの粋なアイデアにより、大勢のギャラリーに見守られながら見事に書き上げました。
味があって芸術的!とっても素敵なシンボルにも注目です。
実は、一番文字が上手!ではない人が選ばれて書いたということはここだけの話。ということで
実食!
ぷりっぷりの焼き鳥をはじめ、シンプルな器にも映えるお料理はどれも絶品でした!
そして、写真が綺麗に撮れる照明も嬉しいです。味にサービスに「心地の良いおもてなし」をありがとうございました。
■事例協力店舗様
店名:焼鳥 とり藤 お初天神店
住所:大阪市北区曽根崎2-7-15
Instagram:torifuji_ohatsutenjin
まとめ
いかがでしたでしょうか。焼き鳥店とは思えないスタイリッシュな空間。露出しないけれど隠しすぎない「チラリズム」のバランスが絶妙です。
貴店で今お使いのメニューは、最高のパフォーマンスができていますか?
メニューやPOPは見せ方を変えるだけで出数UPにも繋がります。
メニューが増えすぎて情報過多になっている・・・という方もお気軽にご相談ください。値下げ競争に巻き込まれないお店づくりを目指しましょう。