グルメサイト評価、「信頼しない」消費者が3割。統計結果から読み解く飲食店の集客を解説。

政府は4月25日に3回目となる緊急事態宣言を4都府県(東京、京都、大阪、兵庫)に発令しました。

此度の発令は過去のどれよりも強い措置となり、飲食業界もまた我慢の時が続きます。今回は店舗集客に関する最新の統計を元に解説します。

【関連記事】コロナ禍でGoogleマップが最適可されている店舗は半分以下?集客市場の変化を見誤るとマズイ本当の理由

 

第2回「グルメサイトに関するユーザー意識調査」

飲食店に予約・顧客管理システムの開発・提供等を行う株式会社TableCheck(テーブルチェック)が行った「グルメサイトに関する意識調査」の統計結果を元に集客の今を読み解きます。

調査名:グルメサイトに関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:(ユーザー)2021年4月5日/(飲食店)2021年4月2日~5日
調査対象:(ユーザー)全国20~60代の男女1100名/(飲食店)全国20~50代の飲食店勤務の男女660名

 

【統計その①】グルメサイトの点数やランキング表示、3割が「信用せず」

3大グルメサイトすべてで、「信頼しない」が多数派

統計結果によると、「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパー」の3大グルメサイトすべてで、「あまり信頼していない」「まったく信頼していない」と回答した割合が、信頼派を大きく上回る結果が報告されました。

 

【統計その②】「自分好みのお店が見つからない」が、不満理由トップ

グルメサイトの利用・閲覧頻度は、前回から大幅に減少していることが分かりました。第1回調査では「利用頻度が減った」(16%)「まったく利用・閲覧しなくなった」(3%)「もともと利用・閲覧していない」(8%)合わせて27%でしたが、今回の調査では、42.8%でした。コロナで外食機会が減ったという回答(回答「その他」に含まれる)を除くと、利用・閲覧頻度の減少理由として目立ったのは、「自分好みのお店が見つからないから」でした。

月額掲載プランや送客手数料をより多く支払う飲食店が上位表示されるという広告モデルの限界を示していると言えます。近年では、個別最適化された情報を無料で提供するSNSなどのプラットフォームや、現在地から近くの飲食店を検索、予約が可能なGoogleマップなどにユーザーたちが流れている可能性があるとしてテーブルチェック社は考察されています。

 

【統計その③】飲食店探しは「Googleマップ」「ウェブ検索」にシフトへ、予約は「グルメサイト」「電話」根強く、IT化進まず

飲食店を検索する手段を尋ねたところ、前回調査に比べて「Google検索」と「Googleマップ」の利用率が急増していることが分かりました。グルメサイトについては、Go To Eatキャンペーンで一時期急速に利用が広がったものの、利用率は8ポイント低下。前項でも触れた通り、「自分好みのお店を見つけられない」という不満が、Google利用へと後押ししていると考えられます。

一方、飲食店の予約手段は、依然として「グルメサイト」と「電話」の利用が圧倒的に多い結果となりました。昨年コロナ禍で、InstagramやGoogleマップが飲食店の予約機能を強化される中、利用できる飲食店がグルメサイトと比較するとまだまだ少ないことが課題です。また、コロナ禍では直前予約が増加する傾向にあったことから、「電話予約」が多く使われているようです。

 

【統計結果から読み解く】市場の移行が顕著に

調査結果からは減少するもの、増加するものとが顕著に表れました。詳しい考察を前に前提となるのが上記の図です。今に限らず市場の推移は左から右へと順に移り変わるのが鉄則となります。「04次の市場」を見越しての施策こそが時代のニーズに沿った集客の鉄則とも言えます。これを「トレンドマーケティング」と呼びます。

今回の調査結果を照合すると、大手グルメサイトは「03悪い時期」に差し掛かっていることが分かります。情報が膨らみすぎて集客しづらい状態となり、効果的だった集客場所は競合がひしめく場所へ流れだします。この時期を境に集客は衰退期へと陥ります。

 

【考察その①】変化し続ける集客媒体

トレンドマーケティングの推移が分かるのが上記の図です。「電話帳」に始まり「フリーペーパー」 → 「ホームページ」 → 「ポータルサイト」へと店舗の集客手段は変化し続けてきました。そして今現在、「ポータルサイト」にとって代わるものが「Googleマップ」です。今回の調査結果で推移はより顕著なものとなりました。但しこのGoogleマップもいずれは次世代の市場へと移り変わります。ただこの時点では、グルメサイトからGoogleマップへと移行が進んでいる。そのスピードが速まっているということです。

 

【考察その②】一大巨頭の時代へ、Googleマップが示す数字的根拠

その根拠となるデータが上記の図となります。現代人の情報取得は「スマホ+Google」が基本です。それを表す数字として「Googleマップ」アプリの利用者数は6,000万人に及びます。実に「1秒あたり20人」がGoogleマップを使って検索していることになります。この検索動作時に画面に表示されないお店は行きたいお店情報から外れてしまうのが事実です。集客市場は「Googleマップ」へと変化しました。集客手法をシフトさせることで効率良く売り上げを得ることができるのです。

※ご参考:大手グルメサイトなどの利用者数は100万人程度と言われています。実に60倍もの人が「Googleマップ」を活用してお店を日々探しているのです。

 

【考察その③】Googleマップの最適化で集客は強くなる

前述した通り、「Googleマップ」へと集客市場は変化を遂げています。「現代の集客」に気づいた企業や店舗は既に導入を試みており劇的な集客を得ています。集客成功への手法はケーススタディの検証によって実務レベルにまで落とし込まれているのも事実です。

 

Googleマップ最適化するための具体策3つ

Googleマップの最適化を図るための具体策3つをご紹介します。

 

01.検索で見つけてもらうために

認知拡大のためにGoogleの地図エンジンの最適化を意味する「MEO」対策を施す必要があります。例えばGoogleで検索した際、Googleマップの検索結果が表示される仕様になっています。このマップ検索でローカルページが表示されることがWEB集客での重要なポイントになります。

 

02.ユーザー目線で情報掲載

店舗の掲載情報を正しく適切に整備する必要があります。MEO対策を行うと閲覧数が上がっていくことを体感できるはずです。次に大切なのは閲覧を集客に結び付けることですがお店の魅力やニーズが写真、文章でしっかりと伝わるページにするためのメンテナンスを行うのが重要なポイントです。

 

03.動画コンテンツを公開する

より精度の高い集客・来店につなげるために意味のある動画を活用することが必要です。5G時代の到来で今後ますます需要が高まっています。この「動画マーケティング」の必要性はGoogleマイビジネスにも「必須掲載項目」として整備されています。

 

【ご提案】効果的にWEB集客をご希望される飲食店様へ

訪れるお客様に分かりやすい情報(テキスト・写真・動画)を揃えることがWEB集客の鉄則です。それはオフラインの施策も同じように見えますが、お客様の動向を分析し次の集客の課題を事前検証しておくことが必要です。WEB上での集客において欠かせないのが「数字で分かる効果測定」です。どんな時間帯で来店されたのか?このお客様の動向を解析し、「次なる課題」を排出する解析システムを活用したサポートを行っています。詳しくは下記よりお問い合わせください。

Googleマップ最適化についてのお問合せはこちら

メニューデザイン研究所とLillyホールディングスは業務提携を結んだアライアンスパートナーです

 

まとめ

意識調査ではコロナ禍という特殊な環境下で課題がより鮮明に浮かび上がってきました。消費者側は飲食店よりも一歩早く、飲食店探しはグルメサイトからGoogle検索、Googleマップ、さらにSNSへとシフトさせています。コロナ禍が移行のスピードを速めている要因とも読み取れますが、飲食店側がいかにトレンドに対応できるかが集客の鍵と言えそうです。より効果的な集客を行う上で、私達メニューデザイン研究所がサポートできることがあります。ご興味ございましたら是非下記よりお問い合わせください。貴社に寄り添うWEB集客で貢献します。

 

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