お客さんに値上げラッシュを感じさせないテクニック!?昔ながらの点数会計がおもしろい!

浦西

こんにちは!メニューデザイン研究所の浦西です。
消費者物価指数が40年振りの高水準になったそうです。飲食店経営においても原材料費の高騰が経営を圧迫してしまいますよね・・・

2023年も値上げラッシュが続き、お客さんには申し訳ないけどやむを得ず値上げに踏み切らなければいけないという心苦しいお悩みも多いかと思います。

そんな時、値上げを感じさせないパフォーマンスがあったら良いですよね。

大阪のお店で見つけたアイデアが何かのヒントになれば!と思いましたのでご紹介させていただきます。

「やわらぎの郷」

大阪・難波で、石川県能登の郷土料理を楽しめるお店です。

田舎の古民家のような雰囲気。温かみがあって懐かしさを感じますね。

そしてお店の至る所に貼られたPOPが目を引きます。

金額が書かれているものもあれば、一点とか二点とか三点って!

美味しそうな商品名に点数が!?

赤天一点も気になります。

お店独自の通貨!?

よく見ると「一点440円」と記載されていました。

価格を点数で表していて、二点だと880円ってことですね!おもしろい!!

シンプルで分かりやすいのも良いですね。

通常のメニュー表はこちら

普通に金額が書かれています。

税込価格表記が義務付けられているので、全てを点数にするわけにはいきませんが、ほぼ440円!これも分かりやすいですね。

オーダーしやすいPOP

最初はメニュー表を見てオーダーしますが、追加注文って、目線の先にあるPOPに書かれた商品に惹かれてしまいますよね。

そんな時に金額が目に飛び込んでくるよりも、一点、二点と書かれていると、楽しくオーダーしちゃいませんか?

飲み始めたら価格を気にしないという説もありますが、なんか良いなぁって思いました。

能登では昔から点数会計があって、その名残があるというお話も。

 

料理もお酒もすすみます

造り盛合せ 三点。新鮮で盛り付けも綺麗!お造りがキラキラしています。

こちらは名物「どじょうの唐揚げ」一点。想像してたのと違いましたがサクサクで美味しい!

馬刺しは二点です!

可愛いい酒器と徳利のカバーに哀愁を感じます。

お手洗いにはこんな面白いものも!

考えた人天才!

点数だけでなく、店内のいろんな場所にほっこりアイデアが詰まっていて楽しませていただきました。

ありがとうございます!また伺います。

店名:やわらぎの郷
住所:大阪市中央区難波4-6-3 1F

最後に

こちらはオムライスで有名な北極星の姉妹店。社長さんの故郷である石川の能登の郷土料理とお酒をご提供する居酒屋さん。「大人の隠れ家」がコンセプトでサラリーマンやおじ様たちのオアシスなお店でした。

価格改定にお悩みの飲食店さん、一概に価格を上げるとかではなく、値上げする商品としない商品、お店に合った妥当な上げ幅を知るということも大切になってきますね。

売価を変えずに利益を取る施策もあります。具体的にどうしたら良い?など、お気軽にご相談ください。